【世界の楽器】YouTube動画紹介

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楽器といえば、ピアノやギターなどが思い出されると思います。

大抵の曲には楽器が使われており、バンドであればギターに加え、ベースやドラムが使われることが多いです。オーケストラであればヴァイオリンやトランペットなど、様々な楽器が使用されます。

イタリアのオカリナや、ハワイのウクレレなどは日本でも有名ですが、世界には音楽の授業でも習ったことのない、聞いたこともない、というような楽器が沢山あります。

今回は、世界の楽器について紹介していきます。

なお、演奏系の動画については、動画の埋め込みではなく、URLでご紹介していきますね。

テルミン

Katica IllényiKATICA ILLÉNYI – Once Upon a Time in the West – Theremin

https://youtu.be/lY7sXKGZl2w

テルミンの演奏者はイレーニ・カティカさんです。ハンガリー出身のヴァイオリニストであり、テルミン奏者です。動画の0:44からテルミンの演奏が始まります。女性が歌っているような、柔らかい音が鳴っています。

こちらの曲は、セルジオ・レオーネ監督の「Once Upon a Time in the West」という映画の挿入歌で、曲のタイトルも映画のタイトルと同じです。

鍵盤もなければ、ピストンもない…金属の棒が付いている木の板の上で、演奏者が手を動かしているだけなのに音が鳴っています。これは一体どういうことなのでしょうか。

この楽器は、木の板に付いている縦の金属棒に対し、手を近づけたり遠ざけたりすることで音を変えることができ、手を近づけると高い音が出ます。反対側の手で強弱を変えています。ロシアの学者であるテルミン博士によって発明された、世界で最初の電子楽器なのです。

こちらのチャンネルはイレーニ・カティカさんの公式チャンネルで、テルミンの演奏はもちろん、ヴァイオリンの演奏も聴くことができます。

テルミンの普及を目指して、日本のテルミン奏者である竹内正実(たけうち まさみ)さんが、ロシアの民芸品マトリョーシカに、テルミンの機能を入れた、「マトリョミン」という可愛らしい楽器を開発しています。

マトリョーシカ:胴体から上下に開けることができ、中に一回り小さなマトリョーシカが入っている。その中には、更に小さなマトリョーシカが入っている。5重から6重の構造のものが多い。

マトリョミンは、マトリョーシカの顔を観客の方に向けて、奏者はマトリョーシカの後頭部に手を近づけたり、遠ざけたりすることで音を出しています。強弱を気にする必要がないので、初心者におすすめです。

基本的なデザインのものだけではなく、表情や服装をオーダーすることもできるので、オリジナルのマトリョミンを作ることもできます。

ハンドパン

Hang MassiveHang Massive – Once Again – 2011 ( hang drum duo ) ( HD )

https://youtu.be/xk3BvNLeNgw

演奏しているのは、Hang Massiveというイギリスの2人組音楽グループです。この楽器は、金属でできており、手で叩くことで音を鳴らす体鳴楽器です。幻想的な音が印象的です。

ハンドパンは、トリニダード・トバゴ共和国で発明された、ドラム缶から作られた「スチールパン」という楽器から派生したものです。

トリニダード・トバゴ共和国は、南アメリカ大陸の北に位置する島国で、国土面積は、千葉県とほぼ同じくらいです。リンボーダンスが有名です。

スイスのPanArt社が、「スチールパン」を元に、手で叩いて鳴らすHang(ハング)を開発し、この名前を商標登録しました。ハングを元に作られた楽器は、「ハンドパン」と呼ばれ、広く知れ渡ることになります。すでにPanArt社はハングの製造を中止しています。

ハンドパンは音域自体はあまり広くないですが、年々音域が広くなっていき、現在も開発が続けられています

島村楽器 ラゾーナ川崎店島村楽器ラゾーナ川崎店 スチールパン科講師演奏動画『リトル・マーメイド』より「アンダー・ザ・シー」

https://youtu.be/SAKEU-NaF5c

ハンドパンは手で叩くのに対し、スチールパンはマレット(ばち)で叩いて音を出します。スチールパンはどちらかというと可愛らしい音ですね。

Hang Massiveチャンネルでは、ハンドパンを使った演奏や、ライブ演奏を行った映像を見ることができます。

動画ではそれぞれが1つずつのハンドパンを演奏していますが、ライブなどでは1人で複数のハンドパンを演奏したりしているので、その手さばきに、つい見入ってしまいます。

サウンガウ

GEOZIKEscale en Mare Nostrum, Patrick Kersalé – Burmese harp saung gauk

https://youtu.be/GW1dXuVYyRA

サウンガウは、ミャンマーの民族楽器です。サウン(琴)ガウ(曲がった)で、「曲がった琴」という意味があります。単に、サウンと呼ばれることもあります。

宮廷音楽や、仏教音楽に用いられてきました。現在は、16弦のものが一般的です。古代インドの影響を受けていると言われています。

竹山道雄さんによる小説を元に作られた、映画「ビルマの竪琴」に登場したことで、日本でもサウンガウを知っている方が多いかもしれません。

演奏しているのはPatrick Kersalé(パトリック・カーサレ)さんで、考古学や民俗学、音楽学者です。彼は世界の消滅しそうな音楽を守り、文化保存していく活動を行っています。

ミャンマーは多民族国家で、ビルマ族が半数以上を占めています。公用語はビルマ語です。ビルマとは、ミャンマーの元の国名で、2010年以降、日本ではミャンマー連邦共和国、またはミャンマー呼びが一般的になりました。

こちらのチャンネルでは、ミャンマーだけではなく、世界中の音楽やダンスを紹介しています。

アルモニカ

William Zeitler“Dance of the Sugar Plum Fairy” on the Glass Armonica

https://youtu.be/eQemvyyJ–g

アルモニカは、アメリカの政治家、物理学者、気象学者である、ベンジャミン・フランクリンにより発明されました。グラス・ハーモニカとも呼ばれます。フランクリンは、遠近両用メガネや、避雷針などを発明した人です。

イタリア語の「armonia(アルモニア、共鳴の意)」から、フランクリンは「armonica(アルモニカ)」と名付けました。

この曲はロシアのピョートル・チャイコフスキー作曲のバレエ組曲、くるみ割り人形の中の「金平糖の踊り」です。

この楽器は、グラスと指先をぬらし、回転しつづけているグラスのふちと指を摩擦させることで音を出しています

アルモニカに似た、グラスを机に複数並べてグラスの中に水を入れ、指先をぬらして、グラスのふちを指先で擦ることで音を出す演奏方法がありますが、こちらはグラス・ハープと呼ばれる別のものです。

アルモニカの発表当初、様々な音楽家たちがこの楽器の音色を「天使の音色だ」などと褒めたたえ、モーツァルトなどの有名な音楽家たちが、この楽器のために作曲したりしました。

ところが、聞いていると気持ち悪くなったり、精神的におかしくなったり、痙攣をおこしたりするなどという噂がひとり歩きし、人々の間に混乱が生じました。

そんな中、演奏会場で観客に死者が出たため、ドイツではアルモニカの演奏を禁止しました。そのためか、アルモニカは「悪魔の楽器」などとして、次第に人々から演奏されなくなっていきました。

長い間演奏されませんでしたが、この音を再現しようとアメリカのガラス職人がアルモニアを復興し、現在も演奏されるようになりました。

この楽器が日本に渡ってきたのは1992年頃で、まだまだ知られていない楽器の1つです。

ディジュリドゥ

ANNA RFThe most beautiful Didgeridoo player in the world ! “Ticki Stamasuri”

https://youtu.be/NaBI1SqIhak

ディジュリドゥは、オーストラリアの先住民族である、アボリジニの楽器です。アボリジニの人々は、古くから精霊と交信するための儀式にディジュリドゥを用いていました。

基本的に循環呼吸で演奏するのがこの楽器の難しいところで、循環呼吸は息継ぎをせず、その楽器の音色を鳴らし続けるという奏法です。息を吐き続けながら、同時に鼻で息を吸うので、”循環”呼吸と言われます。

ユーカリの木を使っているので木管楽器かと思いきや、唇を震わせて音を出すので、金管楽器に分類されます。

ディジュリドゥは男性の楽器とされているので、アボリジニの女性は、ほとんど吹くことがないそうです。部族によって異なりますが、女性が吹くと妊娠するとか、逆に不妊になるといった言い伝えがあるようです。

この動画では女性が演奏し、「世界で最も美しいディジュリドゥ奏者」というタイトルになっていますが、彼女がどこの国の方で、ディジュリドゥとどのような関係があるのかは分かっていません。

ディジュリドゥは、シロアリに中を食べられた「ユーカリ」を使って作られます。部族によって、長さなどはバラバラで、長いものだと2mを超えるものがあります。

本来は自然にシロアリが食べたユーカリを使用しますが、ディジュリドゥの製造をするため、シロアリの巣の中にユーカリを差し込んで、中を食べさせることもあるようです。

現在では各地で演奏されていますが、オーストラリアの中でも、ディジュリドゥが伝えられた地域は、シロアリの塚が沢山ある北部に集中しています。

プロ奏者SMILYが教えるディジュリドゥ大学「Giant Crab Didgeridoo」Japanese Didgeridoo player has turned a spider crab into a didgeridoo

https://youtu.be/6TWsbnDym3k

日本では、ディジュリドゥの奏者・製作者である北川さんが、地域おこしのために、タカアシガニを使ったディジュリドゥ、”タカアシガニリドゥ“を開発して演奏しています。テレビなどで取り上げられていたので、見たことがある方もいるかもしれません。

タカアシガニは世界最大の節足動物で、ディジュリドゥの長い筒に該当するのが、タカアシガニのアシの部分になっています。インパクトがすごいですね。

まとめ

世界には様々な楽器があり、今回紹介した楽器はほんの一部でしかありません。音色が素敵な楽器や、不思議な音のする楽器、演奏法が独特な楽器など、もしかすると、まだ知られていない楽器もあるかもしれません。そう思うとわくわくしませんか。

YouTubeには民族楽器を演奏した動画をアップロードしているチャンネルも多くあります。ぜひ聴いてみて下さい。

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